投資信託初心者におすすめの積み立てNISAとは?

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先日珍しく奥さんから質問がありました

 

奥さん:投資やりたいんだけど何がいいの?

 

わたし:え?そういうの全然興味ないと思ってた!無難なのは投資信託ですな。それを積み立てでやるのがいいよ。今なら積み立てNISAで税も優遇されるし

 

奥さん:聞いたことあるけど、よくわからない。iDeCoと何が違う?普通に株を買うのと何が違うの?どこで買うの?などなど

 

と会話が始まりました。ネタになりそうだったので、投資初心者の奥さんに説明したことを書きたいと思います

 

 

 

なぜ奥さんは投資が必要だと思ったのか

まず、双子がうまれたことが大きかったようです

 

子供の教育費はすべて公立でいっても一人あたり1000万円ほどかかるといわれます

 

うちは3人いるので最低3000万・・・ぜったいもっとかかるよね?

 

老後の2000万円問題なども考えると収入をあげねばと危機感を覚えたわけです

 

わたし自身も双子妊娠の時点でヤバイと思いました

 

また、日本はインフレを目指しています

 

インフレ政策が進むということはお金の価値が下がるということです

 

わかりやすい例として、いままで100円で買えたカップラーメンが、インフレが進んで150円になったとします

 

そうすると、50円分よけいにお金が必要になります

 

それはお金自体の価値が下がったことになるのです

 

お金の価値が下がっているから、より多くの金額を出さなければいけなくなるのです

 

これが「貯金でお金を寝かせておくのはもったいない」といわれる理由です

 

銀行の利率は低いので、インフレが進めば進むほどお金の価値がどんどん下がっていくのです

 

奥さんの場合は楽天のポイント率もあがるということで投資を始める決意をしました

 

なぜ投資で投資信託の積み立てをおすすめするのか

奥さん;なんでそんなに投資信託を押すの?

 

わたし:それはだね


・あまり知識がなくても大丈夫!
・安定して成果がでやすい(手堅い)
・ローリスクである
・ローリターンだが積み重ねることによって大きな成果になる
・分析などに時間がとられにくい

 

上記の理由で初心者がやりやすいからだ!

 

ちなみに毎月3.3万円を年利6%で30年間積み立て投資を行ったらいくらになると思いますか?

 

答えは約3300万円です(おおむねの内訳:元金1200万、収益2100万)

 

金額を見ると結構いい数字に見えますが、よく見ると長い時間をかけてコツコツ増えているのが感じられませんか?

 

すぐ結果が欲しい人には向きませんが、貯金の延長線のように地道に増やしたい人にはおすすめです

 

短期決戦一発勝負でなく、長い時間をかけるのがローリスクで堅実な結果につながります

 

投資信託とは

投資信託とは、投資家たちから集めた資金をひとつにまとめた上で、運用のプロが株や債券、不動産などに投資・運用してくれる金融商品です

 

奥さん:ふつうの株となにが違うの?

 

わたし:ふつうの株は一つの銘柄に投資します。お金をだすのも自分だけ

 

投資信託はみんなのお金を集めて、一人では買うことのできないような複数の株や債券を購入します

 

一人で単品を買うか、みんなで詰め合わせを買うかみたいなもんです

 

うっすら気づいたかもしれないけど、複数買うほうが、そのうちのどれかが失敗したとしても残りでカバーできるのでローリスクになるよ

 

奥さん:あー、なるほどね

 

わたし:自分も個別株はいくつか持ってるけど、いい会社と見抜くのは難しいと感じる

 

後は、買ったとき良くても業績が悪くなることもあるし、最近は有名会社でも安心できないしね

 

だから、複数の銘柄に投資するほうが安心だよ

 

投資信託の種類

奥さん:で、どういう種類があるの?

 

わたし:ざっくりと次のようなものがあるよ

 

株式投資信託:

国内、海外の株式に投資を行う投資信託で、国内だけじゃなく海外のも買える

 

値動きは相対的に大きくなりやすい

 

さらに、アクティブ型とインデックス型があるのがポイント


債券投資信託:

国内、海外の国や会社が発行するの債券に対して投資を行う投資信託ですな

 

株より値動きが少ないからリスクが少ないといわれている

 


不動産投資信託(REIT):

国内、海外の不動産に投資する投資信託だよ


商品(コモディティ) :

商品先物市場で取引されている原油等のエネルギーや、金等の貴金属、穀物といった「商品(コモディティ)」に投資する投資信託だよ

 

 

運用方法

インデックス型とアクティブ型があるけど、インデックスがおすすめだよ

 

インデックス型

インデックスの訳は指数や指標です

 

では、何の指数かというと市場を表す指数なのです

 

日本でいえば、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)が代表的なインデックスですね

 

アクティブ型

アクティブ型は、基本的には指数を上回る成果を目指す運用スタイルです

 

ただ、いくつか問題点があって

 

大半、というか9割ほどのアクティブ運用はインデクス運用に勝てない。なので、よいアクティブ運用の商品を見つけるのが難しい

 

あとは、完璧にファンドマネージャーの腕次第になります。その人が衰えたり、いなくなったりすると運用成績が変わってしまう

 

インデックス型と比べると手数料も割高です

 

分配金の取り扱い

 受け取り型と再投資型がありますが、おすすめは再投資型です

 

受け取り型では、複利効果が下がっています

 

複利効果とは、元本とその元本につく利息の両方に新たな利息がつくことです

 

投資信託の手数料について

 おおまかなのは3つで

 

•購入時手数料:

買うときの手数料です。最近はノーロード(手数料無料)の投資信託も多いです


•運用管理費用(信託報酬):

投資信託を持っている間に発生する管理料です


•信託財産留保額:

 投資信託を売るときに発生する売却手数料です

 

当然ながら手数料は安ければ安いほどいいです

 

特に大事なのは運用管理費用(信託報酬)です。積み立て投資は長い間持ち続けることが前提なので、なるべく手数料が安いものにしましょう

 

iDeCoとNISAの違いは?

iDeCoは原則60歳まで解約できないが税の控除が大きいです

 

逆に、NISAはiDeCoほど税の控除はないが、いつでも取り崩すことができるのがメリットです

 

NISAと積み立てNISAの違いは?

もともとは、年間あたり120万円までの投資利益に対して、5年間非課税になるNISAという制度がありました

 

しかし、2018年から積み立てに特化したNISAができたのです

 

積み立てNISAは、年間の非課税枠は40万ですが20年間対象と長いのが特徴で、少額の長期投資と相性バツグンです

 

NISA口座の開設はどこがおすすめ?

奥さん:どこでやればいいの?

 

わたし:ネット証券がおすすめかな。PCやスマホで見たり購入できて楽だし

 

銀行でも売ってるけど、種類は少ないらしいよ

 

自分はSBI証券を使ってるな。IPOや個別株も手をだしてるから

 

奥さん:ポイントアップするから、楽天にする

 

わたし:いいんじゃない。ネット証券の基本サービスは大体同じだから、あとは自分がメリットを感じるところで選べばよいと思う

 

積み立てNISAにおすすめの投資信託の選び方とは

世界をまるごと買え!

奥さん:はぁ、もっとわかりやすく

 

わたし:世界経済を反映するものを買うのがよいのです

 

一応、世界の経済成長率は3%を超えているので、世界に投資しておけば最低3%はまちがいない

 

あとは、例えば日本の経済がいまいちだとしても世界という大きなレベルでは問題ない

 

どの国がよいとか悩む必要もない

 

奥さん:今コロナで世界がいまいちなのはどう思えばいいの?

 

わたし:正直、世界がだめなら、どこの国もだめだよ。逆にあきらめがつく

 

むしろ、世界がいまいちというのは絶好の買い時だよ

 

低いときに買うのは難しいんだよ。下がり調子でどんどんマイナス報道もでるから

 

ただ、世界に関しては経済はいずれもとにもどると思うよ。リーマンショックの時もそうだったでしょ

 

結局のところ、人は一度あげた生活レベルをなかなか落とせないし、より快適な生活をしたいのですよ

 

今から、電気のない生活をしろと言われても厳しいでしょ。より快適なPCあったらそっち使うでしょ

 

だから、世界は今後も成長していくと考えています

 

米国を買え!

全世界式の投資信託は安定していてよいのですが、世界の中でも経済のよい国とわるい国がありますよね?

 

米国は世界のなかでも経済力があります

 

GDPという言葉があります。これは、国内総生産:Gross Domestic Productの略で国内で生み出された付加価値総額を表しています

 

なんと世界のGDPの25%は米国なのです(もちろん他国と比べてもダントツ1位です)

 

ですので、米国を買うといことは世界のなかで1番の国を買うのと同じようなことです

 

おすすめのインデックス投資の銘柄

わたしが今持っていておすすめの銘柄を紹介します

 

以前アクティブ投資も行っていたのですが、成績がいまいちだったので今はすべてインデックス投資です

 

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

このS&P500というのは、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットが、自分が亡くなったら投資しろと妻に言った銘柄で有名です

 

事実、200年の間ほぼ右肩上がりで、利回りは6%を超えています。年によっては10%を超えていたこともあります

 

米国の代表的な企業500社の株価をもとに算出されている指数です

 

楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド

先のS&P500と似たような投資信託です

 

違いは、より米国全体に投資する構成で、その分微妙に手数料が高いです

 

S&P500とよく比較されますが、好みでどちらかでもいいし、両方買ってもいいと思います

 

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

日本を除く22ヶ国の先進国の株式に投資する投資信託です

 

構成は米国が7割で2割が欧州なのでかなり運用成績はよいです 

 

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

日本を除く先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資信託です

 

先進国の割合が約85%なので成績は悪くないです

 

ただ、上記のものに比べると少し成績がおちる印象です

 

 初心者が失敗しやすいポイント(注意点)

 手堅いといわれる積み立て投資信託が失敗する原因として、値下がりで心配になり売ってしまうというのがあります

 

積み立て投資信託は少額を長い時間をかけて結果をだすものなので、一時的な値下がりで手放すのはいけません

 

むしろ、値下がりのときは安く買えてラッキーくらいの気持ちを持てるようにするとよいです

 

わたしもコロナで投資信託が3割くらいマイナスになりましたが、5か月ほどたった今は元にもどりましたね

 

 株は年に一度は暴落して、10年に一度は大暴落するものと思っているとよいです

 

結局、奥さんは楽天証券で三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)一本でいきました。投資は自己責任でね

まとめ

・投資信託は初心者でもやりやすい

・少額で長い期間をかける積み立てがよい

・積み立てNISAを使えば節税になります

・インデックス型がおすすめです

・迷ったら世界をまるごと買え

でした!